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2020年4月5日

居宅あおば

外出控え中、家でも脚の運動を

浜松市にあります居宅介護支援事業所あおばの山下です。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の場合は自粛を求められていることから、外出を控える動きが広がっています。ところが高齢者の場合、家でじっとすることが別のリスクを招くこともありますので、「なるべく動いて」欲しいです。

【外出控え中、家でも脚の運動を】

利用者さんは、「以前よりも大型ショッピングセンターでのお客様は5割以下に減ったね」と、外出控えの実感を漏らされる。また他の利用者さんからも、「万が一、うつっちゃうといけないから買い物を週に2回から1回に減らした。歩かなきゃとは思うけれど…習い事も軒並みお休みになったし、前より外に出なくなったわね」と話された。

浜松でも新型コロナウイルスの感染が報じられたこともあり、デイサービスなど通所型の介護施設で「通い控え」が生じ始めています。

利用者さんやご家族さん、施設職員さんの話によれば、「自ら自粛されている方もいれば、家族に止められている方もいる。老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)等が感染を恐れて、居住者の外出を禁止したため、通えなくなった方もいる。」とのこと。例えば来所時には3時間の運動(機能訓練)を行っていた利用者さんが、外出や訓練ができなくなる。「お休みの間、部屋から出ないで過ごす方もいるかもしれない。体が弱ってしまわないか。代替策を考えなければ……」と私たち、ケアマネージャーは心配しています。

それまで外出していた利用者さんが家の中で過ごす時間が長くなると、いわゆる「生活不活発化」とも呼ばれる心身機能の低下を招く恐れがあります。「長期間、家の中でじっと過ごすと身体活動量が減り、結果、筋肉が衰えます。また血行も悪くなるなど、さまざまなリスクがある」と専門家の方が話されます。

特に下肢の筋肉が落ちやすく、やがて歩きにくさを感じたり、転倒しやすくなってしまう恐れがあります。

さらに指摘されるのは、心理面、認知機能面への影響です。「動かないと食欲がなくなり、気力も落ちます。また人と話す機会も減ると、認知機能的にもよくありません。(自粛ムードがおさまっても)以前のように外出したいと思えなくなる恐れ」もあります。

家の中でもできる限り動くようにしてほしいです。また人混みを避けながら、近所の公園まで散歩するのもいいのではないでしょうか。帰宅後は、うがい・手洗いを必ず行ってくださいね>^_^<

〈おうち運動で脚の筋力保つ〉

日本理学療法士協会は3月、「新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛による生活不活発病の予防について」として、家の中で自分でできる運動の方法などを公開(下記に一部掲載)しています。特徴はその人の足腰の状況に応じて、異なる運動を紹介しているところです。脚上げも、立ってできない人は座って行えばいいと思います。要介護状態なのか、元気なのかでできる運動は異なります。筋肉が落ちないようにしたり、柔軟性を保つことが大事だと思いますので、自分の出来ることから取り組みましょう。

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