つぶやき
2022年5月22日
居宅あおば
おしどり夫婦
こんにちは 居宅介護支援事業所あおばの杉本です。
新緑が目に鮮やかな季節となりました。
市内に住む90歳代のご夫婦「もう70年一緒に暮らしているよ。」奥様は「男の人は『お茶!』と言えばお茶が出てくると思っている。女は家の中で働くことがたくさんある。」と言いながらも毎日ご主人の体調を気遣い、「ご飯を食べてくれない、転んでしまった。便秘のようだ。」と心配されています。夜間トイレに行く時に廊下で転んでしまったので、住宅改修工事にて廊下とトイレに手すりを設置しました。
月1回の通院は、待ち時間が長く付き添いが負担となっているため、先生が自宅を訪問しています。お二人とも90歳を過ぎて体調の相談をしています。ご主人の食欲が減り心配ですが「悪いところはない。全部自分の歯で虫歯もない。」と自慢されます。
奥様は、腰痛があり、少し歩くと息切れがします。ドクターに「血圧が高いですね。」と言われると「この歳になって長く生きようとは思いませんが、この人を置いて逝くわけにはいかないです。」と言います。
今年の冬は寒さが厳しく家の中に閉じこもりがちでしたが、春になり、息子様がお花見や道の駅での買い物へ連れて行ってくださるので、楽しみにされています。「河津桜と菜の花が綺麗でした。」
庭にはご主人が育てた盆栽が並び、お嫁さんが植えた花が咲いて季節の花を楽しむ事ができます。お孫様、ひ孫様が遊びに来るのを楽しみにされています。
最近のロシア、ウクライナ情勢に「いつ日本に火の粉が飛んでくるかと思うと気鬱になります。若いころに戦争を経験しこの歳になって戦争になるのは辛い。ご主人は「同じ日にお迎えが来るといいのになぁ。」と言いますが私は、ほのぼのとしたご夫婦にまた来月も再来月も会いたいと願っています。
浜松市北区三方原町70番地の10
居宅介護支援事業所あおば